伝統と文化と価値と①

 1月30日、秋田の超ローカル行事である
「ゆきとぴあ七曲花嫁道中」に行ってきました。

 七曲花嫁道中は、秋田県雄勝郡羽後町で行われている行事です。ネット界隈では、 「西又焼酎」で知られているのかも知れません。

 実際の花嫁道中は、その年結婚する男女を馬ぞりに乗せて、町を回り、町の人たちがみんなで祝福しながら峠の家まで花嫁行列を作って歩く、というイベントです。

 私がいつも参加している秋田ハジマタ的なものではなく、ほんとにローカルな、町内会の盆踊り大会くらいな勢いの小規模なイベントなのです。

 私は去年、はじめて参加し、そこで平木博士と劇的な出会いがあったりなんかしたわけですが、それについてはこちらとか、ここをご覧くださいな。
 今年のレポートは平木博士の異常な愛情をどうぞ。

 去年は半ば、研究のため、町の人の生の生活観を感じたくて、なんて理由でお邪魔したのですが、今回はただ、また雪の羽後町が見たくて来ちゃいました。


 今年は羽後は暖かい日が多かったそうで、残念ながら、雪が結構溶けちゃってたんですが、それでもそりにタイヤを付けて馬車Ver.でイベント決行余裕でした。
 


 プランニング能力がコラッタレベルと定評のある私は、今回は平木博士たち一行とご一緒させていただくことにしました。

平木博士。

駅長さん。前にもお世話になりました。

気鋭の同人グッズ屋の望月さんと、平木さんのゆかいなカメラ仲間たち(すいません、いい写真がなかった…)


 行きの新幹線(こまっちゃん)の中では、デジタル一眼についての講義を受けつつ、参考に駅長さんのミクをパシャり。短焦点レンズ、でしたっけ。やっぱスゴイカメラってすごいんだなぁ、と実感しつつ。一路東北へ。


 奥羽本線に乗り換え、湯沢も目前… に、電車が止まりました!線路でなんか異常があったそうですが、きっと秋田ではよくあること。
 結局湯沢に着くのは遅れてしまいましたが、次のバスまで、湯沢の街でおいしい稲庭饂飩を食べられたからオーライです。

 羽後に着いたら、おなじみミケーネに寄りました。コーヒーをいただいていると、望月さん参上。静岡から徹夜で高速飛ばしてきて、この後も、秋田市、新潟ガタケットと強行軍だそうです。このバイタリティは見習わなければなぁ…

 羽後町役場でカメラ組と合流。
花嫁さんたちと出発です。


 今年は写真を撮りつつ歩いたので、先頭の馬車に少し離されつつ着いていきます。道々にはかわいいかまくらみたいな雪灯篭が。

 参加者の中には、宮城から毎年来ているというつわものもいました。あ、あなどれねぇ…
 見送ってくれる街の人たちとも語らいつつ歩きます。


 田んぼはちゃんと雪が積もって残っています。きてよかった。


雪道をぐねぐね曲がりながら峠へ。
去年から学び、足元は重装備で行ったんですが、杞憂でしたね。しかたないね。

 道々、一眼レフのすばらしさについて延々洗脳…もとい講義を受ける私。

コ、コンパクトデジタルにだって、いいところはあるんだもん!!スピードとかな!!被写体を見つけてから撮影までの圧倒的なスピード&機動力!!そして手振れ補正&私の片手シャッターアビリティがあれば、普通の写真なら負けないぜ!



 …すいません、夜はダメなんです。しぼりがダメなんです。感度も焦点もダメなんです。ぐすん…


 途中でお酒の差し入れをいただきました。

う、うまく撮れない…


 夜7時半にようやく長谷山邸に到着!
お疲れ様でした!


実は、横手からの夜行バスがスゲエギリギリなんです。歓迎してくれた羽後町の皆様にはほんと申し訳ないんだけど、ここで私はお別れです。

 湯沢まで車で送っていただきまして、猛ダッシュで帰ったのでした。皆様、本当にありがとうございました!!
秋田日帰りとか死ねる。土日で休みがあればなぁ…


 明日は、伝統と文化と価値と、らしい文を書きますよっと。