まあちょっときいてくれよ

 同人とはまったく関係ないです。
いや、関係ないってことはないかもしれないけど、あんまり関係ない話。ちなみに長いです。暇な人は読むといいよ。就活生とかも読むといいよ。



 最近、
「燈くん、絵でやっていこうとかってないの?」
的なことをよく言われる。もっというと、
「君、この仕事向いてないよね」的なことまで言われる。

 これらの意見について、初めに断っておきたいことが二つあって。
1.燈は絵が大好きで、アリスが大好きですが、今の実力じゃ、同人のフィールドの外に出ても仕事なんてできるクオリティじゃないことは理解しています。
2.燈は将来的には、絵でなんかやりたいと思ってますが、今のこの仕事を適当にやるつもりはまったく無いです。

 以上のことをはっきり言ったうえで、上記の意見に対しての私の気持ちをいろいろ書きます。

 まず、「俺ってそんなにこの仕事向いてないかな…?」ってこと。いやね?たしかに、前任者に比べると、仕事が速いとは言えないよ。点検も入力も遅いしさ。ミスって上司を謝りに行かせたことだってあるし、今も、滞っている仕事が山ほどある。それでもそれでも、手を抜いたことなんて無い。絶対無い。
 …ってことは、書いてて思ったんだけど、文字通り、ほんとに「向いてない」ってことなのかもね。なんつーか、こう、ステータスの伸び方的な意味で。フーディンに物理攻撃覚えさせてもしょうがないじゃないですか。そんな感じ?わかんないけど。もしそうなら、私の周りの人は的確なアドバイスをくれているということにはなるね。
 でも、尊敬してる仕事の先輩(美大出)に、「燈君は絵とか好きなんでしょう?燈くんはもっと自分に向いてる仕事探したほうがいいよ。」って言われたときは、む〜、って思った。私がそんなにダメか、ってよりは、もっとほかの可能性を考えたほうがいいのか?って感じで。
 正直、わかんない。本当にわかんない。
 分かってるのは、少なくとも現時点では、一般市場で商品になれるレベルの技術がなければ、一人でやっていく社会経験もないってこと。もし、ほんとに美術方面でやっていこうと思うのならば、拘束時間が極端に長いこの仕事はやめて、美術的・技術的なスキル、あるいは経済的なスキル(経営と言えるかもしれんし、フリーで生きていくためのスキルといえるかもしれん)が習得できる仕事を探すべきだと思う。かつ、同人で適度に締め切りの縛りを作って、創作・発表をしっかり繰り返して、自身の技術を高めることになるだろう。今ある大学の人脈(笑)や、同人の人付き合い、秋田の活動etcから、私が強く、やりたいと願っている、地域振興の活動をしっかり自分で作っていく。
 それって、すっげえ面白いと思う。俺が大学でやりきれなかったことの続きをもっともっと一生懸命できたら、本当に嬉しいし、楽しいし、俺は幸せだと思う。全力で絵を描きたい。全力で活動したい。もっと上手くなりたい。

 ま、お金はないけどね。
この表現は適切ではないか。収入は少なくなるor仕事によってはフリーター状態になるからほとんどなくなっちゃうかもね。今は幸い自宅で生活しているから、親がいるし、ご飯も洗濯もやってもらえてしまっている。
 俺はいい(いや、よくないけどさ)。だが、俺の妹や弟にとっては非常にまずい。何がまずいって、弟はこの春から高校だし、塾にも通うし4年後には大学にだって行く。妹は今、就活中だから、来春には働き始めるが、長男がほとんど収入の無いフリーター状態ってなによ。
いや、俺はいい。繰り返すが、俺はいい。でも、それでいいのかなってやっぱり思う。

 はてなブログには、「起業バンザイ☆」な意見を言う人がたくさんいる。私はそれには賛同しかねるが――正確に言うと、意見を表明するだけの根拠が自分の中に無いからどっちとも言えないってのが正しいんだけど――、彼らに言わせれば、やらない言い訳を外部に求めてる「逃げ」なんだと思うし、世間一般的な責任と良識ある人々からすれば、現実から逃げて無謀な世界に行かない、という選択のほうが正しいことになるんだろう。まあ、どっちでもいいんだけど。

 でも本当に分からない。どうすればいいんだろうか。きっと、挑戦をするならば、あと数年が分水嶺になるよね。あと数年ってのは、1年とか2年とかってレベルね。

 わが親友の某絵師は、去年仕事をやめて、来年美大に入って本気で勉強しようとしてる。方や、しっかり仕事をしながらも、一年中いろいろなところを旅して、例大祭になんか出ちゃってる平木博士のような人もいる。普段は東京で出版の仕事をしながらも、週末は秋田で故郷のために一生懸命楽しんで、楽しませて、働いている山内さんみたいな人もいる。就活生のときにISで知り合ったボカロスキーの思春期Pくんは地道に活動してライブとかもがんばっているみたい。田舎を一人飛び出して上京し、専門学校・漫画のアシ・なぜか本屋(←ここで出会った)・デザインやりながら同人デビューなんて、波乱万丈な人生やってるわたのはらさんなんて人もいる。スラは… あいつは就活やってんのか…?大丈夫なのかよ、一緒に例大祭行ったけどさww ぬる8さんなんか、いまや秋田で一番名の通ってるヲタなんじゃね?

 俺は、一年前、いや2年前はどんな風に思ってたんだろうか。適当に就活してたつもりはまったく無い。社会を舐めてたつもりも無い。一生懸命考えて、一生懸命たくさんの経営者と話した。
 俺は、環境で一番ビビッドな仕事場で、肉体労働でもその潮流の最先端で世界を見たかった。一生懸命仕事をしながらも、同人を続けて、燈のライフをもっと広げて、楽しめたらいいなと思った。自分の絵が会社の役に立てたら幸せだったし、実際に会社のHPの原画も採用してもらえた。マニュアルも全面的にやらせてもらえた。一年目なのにオークションを全面的に任せてもらえてる。


 俺は、正しかった、、、はずなんだけどな。


 あえて言うなら、それが、「ナメてた」ってことなのかもしれない。


 なんか一瞬まとまったような気がしたけど、何も解決してないね。どうしようかにゃああああああああああ