今年の夏コミ

こんにちは、燈です。
皆さま、コミケおつかれさまでした。
私は今回、一般参加だったんですけど、ちょっとリア充の真似事でもしてみようかと思いまして、女の子と一日コミケ充してみました。うちの会社にインターンシップに来ているタイの留学生の子なんですが、本国ではレイヤーの先輩に捕まって、少年キャラのコスプレを結構やってたそうです。
それぞれ文化の違う国で、それでも近い趣味の人とお話する、というのはとても楽しいものですね。
なんでも、タイでは、即売会やコスプレイベントなどは病院の小さなホールなどで行われることが多いそうですよ。つまり、チャリティーイベントとしての色彩が強いみたいなんです。私は同人イベントの在り方については色々考えちゃったりするのですが、国によって捉え方が違うんだなぁ、とあらためて異文化交流の大切さ、面白さを感じることができました。

そういえば先日、ブラックジャックによろしくの佐藤先生が二次創作フリー宣言をしました。ブラックジャックによろしくが二次創作に堪える魅力を備えているかどうかというと未読なんでよくわからないけど、良い流れができるといいですね。
佐藤先生いわく、無料なものにお金を払う気は起きないし、また、本という形態である必要はない、というようなことも言っていました。でも、弱小同人絵描きの私としては、本、って本当に大切なものだと思うんです。だって、本って、描いた人そのものじゃないですか。人の願いや想いや理想や悲しみや苦しみや、その他本当にたくさんの「わたし」をカタチにしたものだと思うのです。
私は同人誌のダウンロード販売を買ったことがありません。また、とらのあななどのお店でもあまり買わないようにしています。こんなことを言うと、前時代的のエセセンチメンタリストだと失笑を買われてしまうかもしれないけれど、私は、「あなた」から「あなたの本」をお金を払って買いたい。少なくとも私は、Facebookで無数に行われるよりもずっとずっと本物の「いいね」を500円玉に込めて、同人誌を買っています。
たぶんそれは、電子書籍や情報の単純な無料化では、決して生み出すことのできない喜びだと思うのです。

イベントにどのような価値を見るかは人それぞれだと思うけれど、これからもたくさんの国でたくさんの人がイベントを通じてたくさんの喜びを与えあえたらいいな、と思いました。




…すいません、さっきは綺麗なフリしました。ただ単にその子が可愛かったから捕まえてコミケに連れて行きました。ごめんなさい、ごめんなさい。でもお互い楽しかったから結果オーライだと思うよ!